“音感字”プロジェクト

心を震わせる“音”の感覚を、聞こえる人が視覚表現(漫画で用いられるような擬音語と擬声語の文字表現)し、聞こえない人も、視覚を通じて“音”を感じることができるサービスを提供する『“音感字”プロジェクト』。
ディズニーランドに近づくにつれて聞こえてくる音楽から感じるワクワク感や、エレクトリカルパレードの心踊る感覚。花火やお祭りの賑やかさ。或いは、その反対の感情も。 “音”は人の喜怒哀楽に大きな影響力を持ち、その音の振動は心を震わせる。例え、耳からはその震えを感じることができなくても、“音感字”を通じて目から心に音の振動を届ける。
SDGsで掲げられた「誰一人取り残さない持続可能な社会」実現の一環として、このプロジェクトでは、音を聞くことができる人に対し、自分の心を震わせている “音”を“視覚表現”するという、新しい言葉遊びのプラットフォームを提供し、聞こえる人が聞こえない人の感覚を補い、より豊かな生活への貢献を目指します。

PROJECT1

みんなでつくる“音感字”
〜音を視覚で楽しむ
プラットフォーム〜

“音”を“視覚表現(漫画で用いられるような擬音語と擬声語の文字表現)”するという、新しい言葉遊びのプラットフォーム。パレードの音楽や、花火、お祭り・よさこいなどで聞こえるお囃子や太鼓などに代表される、音の効果で心が踊る楽しい映像に、その“音”を感じる視覚表現をつけてSNS投稿できるスマートフォンアプリ。

PROJECT2

“音感字”辞典
〜学習支援ツール〜

生活シーンの実写映像に、そのシチュエーションで発生している“音”を視覚表現と、スマートフォンのバイブレーションで再現した学習支援ツール。

“音感字”辞典を利用いただくことで
期待される効果

  1. その場面に音が存在していることを知る。
  2. 共感覚的に音を文字に置き換えて、目に入ったものの音を視覚から感じる。
  3. 早期から文字情報でインプットしておくことで、様々な音を弁別音として捉えられ補聴器や人工内耳を装着した際に、音の認識をしやすくなる効果を期待。
  4. 音が聞こえる幼児が利用することで、文字と音を直感的に学習することが可能。

※動画は音声を消した状態(ミュート)で
ご覧ください。

FUTURE CONCEPT

音感字AR

メガネ型デバイスが一般化し、ARがプラットフォームとなった際に、リアルタイムで“音”を文字情報に変換するサービス。「みんなでつくる音感字」、「音感字辞典」で集めたビッグデータを活用。

SCHEME

“音感字”プロジェクト

SDGs 17項目の中でも、「目標4:教育」、「目標8:成長・雇用」、「目標10:不平等」、「目標11:まちづくり」、「目標17:実施手段」には“障害”または“障害者”に直接言及したターゲットが含まれており、障害者支援においてもより一層の取り組みが求められています。
“音感字”プロジェクトでは、まず聴覚障害者と健聴者を巻き込んで“音”を楽しむプロジェクトとして実施。次のステップでは、視覚障害者にも“音”を楽しんでいただくサービスへの発展を計画。